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2025.10.12

法人化したらまずやるべき5つの経営準備チェックリスト

はじめに:法人化した“あと”こそが本当のスタート

「個人事業から法人にしたけど、何をすればいいの?」
「登記が終わった後の実務がよく分からない」

そんな声はとても多いです。

法人化はゴールではなく、ビジネスのスタートライン
特に一人法人や少人数経営の場合、「最初の準備」を怠ると、
税務・資金管理・信用面で後から苦労することになります。

この記事では、法人設立後にすぐやるべき5つの経営準備チェックリストを解説します。

チェック1:法人名義の銀行口座を開設する

最初にやるべきは「お金の流れを法人と個人で分けること」。
プライベートと事業の資金が混ざると、経理が煩雑になり、節税もできません。

ポイント:

  • 法人登記簿謄本、印鑑証明書、定款などを持参

  • ネット銀行(GMOあおぞら、住信SBIなど)は開設スピードが早い

  • クレジットカードも法人名義で作ると管理がラク

コツ:
最初の1社は地元の地銀やメガバンクで信用を作り、
サブでネット銀行を併用するのがベストです。

チェック2:クラウド会計ソフトを導入する

法人経理は個人事業よりも書類や仕訳が増えます。
手作業やExcelではすぐ限界が来るため、
最初からクラウド会計を導入するのが最も効率的です。

導入時のコツ:

  • 銀行口座・クレカをすぐ連携

  • 領収書はスマホで撮影してペーパーレス化

  • 毎月1回「数字をチェック」する習慣をつくる

ポイント:会計ソフトを入れておくと、決算・申告を税理士に頼む際もスムーズです。

チェック3:社会保険・税務関係の手続きを完了させる

法人になると、社会保険・税務届出は必須です。
これを放置すると、後からまとめて請求が来ることも…。

おもな手続きリスト(設立から2週間以内が目安):

税務署

・法人設立届

・青色承認申請書

・給与支払い事務所の開設届出書

・源泉所得税の納期の特例に関する申請書

 

年金事務所

・健康保険、厚生年金保険新規適用届

 

労働基準監督署・ハローワーク

・労働保険加入手続き

チェック4:資金管理とキャッシュフローの見える化

法人の倒産理由の多くは「赤字」ではなく「資金ショート」。
利益が出ていてもお金が足りなくなることがあります。

対策:

  • 売上の30%を税金・社会保険料として別口座に積み立て

  • 支払予定を月単位で一覧化(Excel・Notion・会計ソフトでOK)

  • クレカ支払日と入金日を常に意識する

キャッシュフローが“見える”だけで、倒産リスクは激減します。

チェック5:会社の「信頼力」を高める基盤を整える

法人化の大きな目的は「信用力の獲得」。
そのために、次の3点を早めに整えましょう。

① コーポレートサイト or 名刺の作成

→ ドメイン取得・メールアドレス(例:info@yourcompany.jp)で信頼度UP

② 商工会・自治体への登録

→ 補助金・創業支援・地元ネットワーク情報が手に入る

③ 会計・税務書類の整理ルールを決める

→ 領収書や契約書をクラウド保存(Google DriveやDropboxなど)

まとめ:最初の“5つの準備”が会社の未来を左右する

法人化後は、登記よりも「実務準備」が大切です。
やるべきことは次の5つだけ。

  1. 法人口座を開設する

  2. クラウド会計を導入する

  3. 税務・社会保険の届出をする

  4. 資金管理を仕組み化する

  5. 信用を得るための基盤を整える

この5項目をしっかり整えれば、
経理・税務トラブルを防ぎ、安心して事業拡大に集中できる環境が整います。


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