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2025.10.12

税理士に頼むべき?自分でできる?少人数法人の経理体制の作り方

はじめに:少人数法人にとって経理は“時間との戦い”

少人数や一人で会社を運営していると、営業・請求・経理・申告…
すべて自分でやらなければならない現実に直面します。

「税理士に頼むべきか?」
「自分でできる部分はどこまで?」

これを判断できるようになることが、効率的な経営体制づくりの第一歩です。
この記事では、少人数法人がムリなく・ムダなく経理を回す方法を詳しく解説します。

1. 税理士に依頼するメリット・デメリット

税理士に頼むメリット

  1. 税務申告のミスを防げる
     法人税・消費税・決算処理など、複雑な申告を正確に対応してもらえる。

  2. 節税・資金繰りのアドバイスが受けられる
     税金を抑えつつ手元資金を増やす方法を提案してもらえる。

  3. 経理以外の経営相談もできる
     創業補助金、資金調達、融資対応なども相談可能。

税理士に頼むデメリット

  • 顧問料が月額1〜3万円+決算料(10〜20万円程度)かかる

  • 自分で理解しないまま“丸投げ”してしまい、数字に強くなれない

  • 小規模のうちはコスト負担が大きい

→結論:最初は「一部だけ依頼」するのが現実的。
日常経理は自分で、決算や申告だけを税理士に任せる「スポット契約」もおすすめです。

2. 自分で経理を行うなら、クラウド会計の導入が必須

昔のようにExcelで帳簿をつける時代は終わりました。
今はクラウド会計ソフトを使えば、簿記の知識がほぼなくても経理が完結します。

ポイント

  • 銀行口座・クレカ・レジ・請求書サービスと連携して自動記帳

  • 請求書・見積書もソフト上で一元管理

  • 決算書・損益計算書も自動生成

手入力の手間が大幅に減り、経理時間を90%削減できます。

3. 少人数法人の理想的な経理体制の作り方【3ステップ】

ステップ①:日常業務を自動化する

  • クラウド会計+ネットバンク+キャッシュレス決済で記録を自動化

  • 領収書はスマホで撮影してクラウド保存(ペーパーレス化)

ステップ②:月1回の「数字確認習慣」をつくる

  • 売上・経費・利益をグラフで確認

  • 無駄な支出がないかをチェック

  • キャッシュ残高を必ず見る(黒字倒産防止)

ステップ③:決算・申告だけ税理士に依頼

  • 年1回の決算書・法人税申告はプロに依頼

  • 普段の帳簿が整っていれば、**決算料のみ**で依頼可能

4. 「経理が苦手」な社長こそ仕組み化すべき理由

経理を後回しにしていると、
「いくら稼いで、いくら残っているか」がわからなくなります。
これが小規模企業の赤字化の最大要因です。

クラウド会計+月次チェックを習慣化すれば、
数字を“感覚”ではなく“データ”で把握できるようになり、
経営判断のスピードと精度が劇的に上がります。

5. 税理士と上手に付き合うコツ

  1. 「丸投げ」ではなく「共働」する意識を持つ
     → 自社の状況を共有し、数字を一緒に見ながら改善していく。

  2. チャットやクラウドでやりとりできる事務所を選ぶ
     → 地方でもオンラインで対応可能。訪問不要。

  3. 料金体系を明確にする
     → 月額顧問・決算料・オプション費用を事前に確認。

まとめ:少人数でも経理は“自分で回せる時代”

小さな法人こそ、

  • 日常経理は自動化

  • 数字は自分で確認

  • 決算だけ税理士に依頼

というハイブリッド型の経理体制が最も効率的です。
経理をラクにすれば、経営にもっと時間とエネルギーを使えるようになります。

「経理が苦手」だからこそ、
“仕組み”を味方につけて強い小規模経営を実現しましょう。


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