起業や創業融資を考える際、多くの方が事業計画や数字づくりに意識が向かいます。しかし、金融機関や投資家が実は重要視しているのは、**「経営者がどんな目的や想いを持って事業を始めるのか」**という部分です。
なぜかというと、売上や利益の予測は変化しますが、経営の目的は事業を続ける土台となり、困難な時でも軸を保つ力になるからです。
そこで今回は、創業段階で整理しておきたい「経営の目的」を3つに絞って紹介します。
① 自分のため(自己実現・働き方の自由)
経営の目的として最も根源的なのは、「自分のために働く」という視点です。
・好きなことで仕事をしたい
・時間や場所に縛られない働き方をしたい
・収入を自分の努力と工夫で伸ばしたい
・理想のライフスタイルを実現したい
こうした理由は、経営目的として正しく、むしろ重要です。
なぜなら、経営は苦しい時期や地道な作業の積み重ねが必要なため、自分自身が納得できる理由がないと継続できないからです。
創業計画書にも、自分の経験や強み、動機をしっかり言語化することで、説得力のある内容になります。
② お客様のため(価値提供と課題解決)
次に大切なのが、「誰のどんな悩みを解決するのか?」という視点です。
ビジネスは、顧客に価値を提供し、対価としてお金を受け取る仕組みです。
つまり、事業は自分のためだけでは成立せず、お客様の課題解決が中心になります。
例:
飲食店:おいしい・あんしん・手軽な食体験
コーチング:行動が変わり、人生が前進するサポート
整体・美容:痛み・不安・コンプレックスを改善する
ITサービス:時間の削減・効率化・生産性向上
金融機関も「需要があるか」「市場に顧客が存在するか」を必ずチェックするため、この部分は特に明確にする必要があります。
③ 社会のため(使命・ビジョン・存在意義)
最後にもうひとつ重要な視点として、社会にどんな価値を残すのかという目的があります。
・雇用を生む
・地域活性に貢献する
・持続可能な社会につなげる
・業界課題を変える
この視点があると、事業の方向性がブレず、拡大フェーズに入った際の指針にもなります。
また、融資機関は長期性や継続性を重視するため、社会的意義を持った事業は信用度が上がりやすい傾向があります。
まとめ|目的は「1つ」ではなく「掛け合わせ」が強い
経営の目的は、次の3つをバランスよく持つことが理想です。
1.自分のため:モチベーション・自由・成長
2.お客様のため:課題解決・価値提供
3.社会のため:ビジョン・意義・継続性
この3つの目的が整理されていると、
・創業計画書の説得力が増加
・事業戦略がブレない
・融資や投資家からの信頼が高まる
・チームが共通目的を持てる
というメリットがあります。
▼ワーク:あなたの目的を書き出してみよう
なぜこの事業をやるのか?
誰に価値を届けたいのか?
このビジネスでどんな未来をつくりたいのか?
言語化することで、経営は動き出します。
融資を受ける前に、まず「経営目的」を明確にし、軸のある事業を作りましょう。
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